夏はもう始まっている!?夏バテ予防は今から準備!!夏が来てからではもう遅い!?


例えばファッション業界では夏のコレクションをまだ肌寒い春に作成してモデルさんを使って撮影をしていますよね?

これと同じように体も早くから見越した運営をしていく考え方が必要なんです。本当に効果的に夏に対応するためにはもっと早くから準備をする必要があります!

あなたはまるでくじの様に「あぁ今年は夏バテが軽い」とか「ひどい」とか、受け身で考えていらっしゃいませんか?

夏バテというものを何か「仕方がないもの」「逃げられないもの」と捉えてはいらっしゃいませんか?

そうではなくてもう少し今年は夏バテ対策に積極的に本質的なアプローチをしかけてみませんか?

夏バテってなに? 

「バテる」とは体力(エネルギー) が足りずに疲れてしまう事。夏バテとは正確には夏の暑さにより自律神経が乱れてそれにより生じる様々な体調不良のことを指します。

そもそも昔は「夏バテ」という言葉は秋口に夏の疲れが出て体調が狂うことを指していたようですが、現代では夏の間に感じる体調不良をさして使われていますね。

自律神経

自律神経の乱れ、、よく聞くフレーズですが、皆さんは「自律神経」の役割を正確にご存じでしょうか?

「副交感神経と、交感神経があるんでしょ? 」

「副交感神経がリラックスで交感神経が興奮だよね? 」

そうです。その通りです。

ですがそれを通して何をしているのかその役割って意外と理解されていない気がします。

自律神経の役割とは?

実は自律神経の役割というのは言うなれば体の司令塔

「全ての内臓、全ての血管、全ての分泌系をコントロール」

です。これはすごいですよね。とても大切な役割です。

ホメオスタシス

実は私たちの体には「ホメオスタシス」という生命維持機能が備わっています。

それは体温を一定に保つために熱い時は汗をかいたり、寒い時は震えて体温を上げようとしたり、ほかにも血圧や体液などのペーハーバランスなど様々な管理を命を守るために行っています。

このホメオスタシスの「3大システム」の一つが「自律神経」です。

夏の異常に熱い気温や湿度の高さから自律神経によって調整され体温を一定に保とうとします。これには大量のエネルギーを必要とします。

近年の夏はその状態が厳しく長く続いてしまいます。たとえ寝ている間も起きている間も変わらず生きているだけで常に消耗しているわけです。

古い様で新しい夏バテ新対策

最近の夏は毎年、高温多湿な状態が連日続きます。それを変える事はできません、が、我々はもうそれをわかっている訳です。

なので、新しい対策として奪われるとわかっている体力をいかに少なくするか、つまり体力を増やしておくことで残る体力をいかに多くするかで今回は考えたいと思います。

体力のつけ方

我々の体は基本的には生命を維持することが一番の優先事項です。今生きているのであれば何かを変えようとはしません。今生きるのに必要な分のエネルギーだけ作り、常に省エネしています。

つまり一日中座っているだけの人はそれに必要なレベルのエネルギーのみ、一日中体を動かす仕事をしていればそれに必要なエネルギーを供給する、人それぞれの生活強度に体のエネルギー生産能力はぴったり適応しているのです。

そしてこれがそのまま体力の個人差になります。

もっと詳しく説明していきましょう。

体力は急に変わらない

スマホやPCであれば、例えば今利用しているアプリなどの月々の支払をベーシックプランからプラチナプランなどにワンクリックで変えれば瞬時に容量が増えたり、変わりますね。

ですが私たちの体はそんな単純にはいきません。今のこの私たちの体のスペックがいつの時代のものと同じままかご存じですか?

これを知るとどれ位時間がかかるものなのかの感覚が掴めると思うのですが、なんと、遺伝子レベルでは現代人は原始時代のネアンデルタール人と同じなままなんですよ。

ビックリですね。💦

体のリモデリング

そんな風に進化にはとてつもない時間がかかる我々の体ですが、じゃあ体力レベルや体質、見た目ボディメイクなどはどれ位の期間で変わるのか。

安心してください。答えは「3か月」です。

それでもやはり体のリモデリングには数日や数週間ではなく、最短で「3か月」はかかります。それをワンスパンとして積み重ねていき、更に上を目指していくイメージです。

体力を上げる唯一の方法

さて、ではどうすれば今よりも更に体力をあげられるのか。

体は生命維持が第一優先事項であり、非常に省エネで現状維持が大好きだという事は先ほどお伝えした通りです。そんな体に

「変われ!」

というスイッチを入れることができるのもまた、生命維持にかかわる時だけなのです。

体に対して「生きるために現在のエネルギー量では足りないよ」とメッセージを送り続ける事です。

はぁはぁと息を上げて実際に体を動かす事を習慣に取り入れることです。

本質的には本当にこれしかありません。

これで初めて体は「エネルギーが足りないじゃないか!このままじゃ死んでしまうかもしれない!体力を上げないと!!」

とようやく体の変化へGoサインが発動するのです。

運動の進め方

ではどんな運動をすればいいのでしょう?世の中沢山のスポーツや運動方法がありますが大きく分けると3つのカテゴリーに分かれます。

1,柔軟

2,筋トレ

3,有酸素

です。

我々はこの順番、柔軟、筋トレ、有酸素 の順で優先的に取り組んでいくと一番効率よく安全に体を変えていく事が可能です。

年齢と共に確実に衰えるのが私たちの体ですから、失われる柔軟性と筋肉を維持していくためにまずは柔軟と筋トレをなるべく自己流ではなく正しいやり方で行っていきましょう!

まとめ

ここまでお伝えしたことをもう一度まとめましょう。

まず夏バテの原因とは何か。

気温の変化や厳しい暑さが連日続き自律神経が常にフル活動し、生命維持のためだけにただ息をして生きているだけでも体力が大幅に奪われる。

その状態が続くからエネルギーが足りず不調を起こす事です。

であれば違う発想で、奪われる事がわかっている体力をいかに多く残すか。元手を増やしておきましょうという事。そのための体づくりを今から始める。

なぜ今なのか?夏バテ対策は夏になってからでは遅いからです。体のリモデリングにかかる期間は最低3か月。逆算するともう今の時期に始める必要がある、という事がわかりますね!

さらにどんな運動が必要かつ効果的なのか。失われていく柔軟性と筋肉を担保するためにストレッチと筋トレを正しく進めていく事です。

最後に

今回は「夏はもう始まっている!?夏バテ予防は今から準備!!夏が来てからではもう遅い!?」というテーマでお伝えしました。

企業がシーズン前に準備をするように我々は生きていくうえで季節に応じて自分の体の運営をしていくと捉えていただければわかりやすいかと思います。

ましてや今年は長く続いたコロナの影響で生活習慣が乱れ運動不足、メンタル面でも色々なストレスがかかっています。

その対応で体内では通常より多くのビタミン、ミネラルなどを消耗し、栄養も体力も奪われている状態から夏を迎えることになります。

そんな中でもできる対策を取りながら、毎日を楽しみながら、健康に可能な限り軽やかに人生を謳歌していきましょう!