これからクリスマスに忘年会、新年会と色々と会食が増えますね。必然的に食べる量や飲む量も増えます。
それって大した事ない、別に例年のことで当たり前と思ってませんか?もしかしたらそれはとっても危険かもしれません。
脅す訳ではありませんが上手にこの時期を乗り切るために是非目を通して下さいね!
大げさじゃない!?糖質の取り過ぎが命に関わる
インスリン分泌が苦手な日本人
「インスリン」というのは血糖値を下げる働きをするホルモンです。血糖値を上げるホルモンはいくつかあるのに反して、
血糖値を下げるホルモンは唯一「インスリン」だけ。実は私たち日本人は欧米の人に比べてインスリン分泌が非常に苦手な体質なんです。
インスリンと糖尿病
インスリンがちゃんと機能しないと血糖値がいつまでも下がらず、糖尿病になります。
糖尿病は自覚症状がない場合が多く放置しておくと大変なことに進行していきます。
血糖値スパイクを起こさないで!
血糖値が急激に上下する事を血糖値スパイクと言います。
これを繰り返すとさして頑丈ではない私たち日本人のインスリン分泌は簡単に壊れてしまうのです。
インスリンのもう一つの役割
インスリンには血糖値を下げるという役割と、脂肪をたくわえさせるという役割もあります。
インスリンを沢山分泌しているとどんどん太りやすくなっていきますのでダイエットにおいてもインスリンの分泌を抑えることはとても大切です。
もしかしたらあなたも糖尿病予備軍の1人?
インスリン分泌だけでなく、インスリンが正常に作用するために必要な機能が壊れている人が沢山いる事がわかっています。
日本人の40歳以上だとなんと「3人に1人」がインスリンが正常に働けなくなっている糖尿病予備軍だと言われています。
糖質が毒に変わる時の威力
血中の糖質オーバーを長年続けていると、糖が毒に変わる「糖毒性」というものがおこります。
これがすべての細胞の機能を落としていきます。
あなたのインスリンの分泌細胞は大丈夫?
「糖毒性」によって例外なくインスリン分泌細胞もやられます。
怖いのは初期なら薬も効きますが、この状態が続いているとインスリン分泌細胞は死滅していくということです。
年末年始、上手な飲み会、会食での食事法!
もしすでに自分が糖尿病予備軍だとしたら?その状態での暴飲暴食が実はどんなに恐ろしいリスクを抱えているかお判り頂けたでしょうか?
ここからはどうやって健康的に太らずに、上手にお付き合いができるかのポイントを紹介します!
目安は一回の食事に含まれる糖質が飲み物も合わせて40g以内であること。これさえ抑えれば問題ない数値はこれです!
2、ソースよりマヨネーズ!
意外かもしれませんが、脂質は高カロリーですが実はさして敵視する必要がないものです。糖質に比べたら可愛いもの?!
3、アルコールは蒸留酒を選ぼう!
(ウィスキー、焼酎、ウォッカ、ブランデー、ラム)
但し一回の会食の糖質40g以内に抑えられるなら他のものでも大丈夫です。蒸留酒には糖質が含まれていないのでおすすめです。
4、アルコールを飲んだ量と同じ量の水をその都度飲みながら飲もう。
グラスいっぱいのお酒を飲んだら、グラス一杯のお水を。
5、翌日の朝はフルーツでビタミンを補給。
アルコールの分解は体にはものすごい負担です。ビタミンやミネラルはアルコールの排出の際に必要なので一気に不足します。
6、白ワインより赤ワイン、ロゼ、スパークリングワインは避けよう。
赤ワインが一番おすすめですが、料理の相性もありますね。ロゼは赤、白よりも糖質、カロリー共に高くオススメしません。
さらにスパークリングワインは一杯で100kcalにもなるので避けるのをオススメします。
7、和食よりフレンチ!
和食の方が健康的なイメージがありますが、和食の糖質は高いです。炭水化物少なめのフレンチがおすすめです。
8、会食や飲み会の2、3時間前にサラダやきのこを食べて食物繊維をとる。
食物繊維が消化に時間がかかるので糖質の吸収を穏やかにしてくれます。
食べたらバス停まで早足で歩く!歩ける距離なら帰りは歩く!
食べた後に動く事でも血糖値の上昇を妨げる事ができます。
10、肝臓を助けるために一日「体重x40cc」のお水を飲む!
普段から大忙しの肝臓。この時期は特に負担がかかります。しっかり水分を取りましょう。
まとめ
いかがでしたか?
だいぶマニアックな話になってしまいましたが、ただこうしろ、ああしろ、と言われただけではなかなか人は変われないもの。
なぜいけないのかどんなリスクがあるのか理由がわかれば実行もしやすいのではないでしょうか。
上手に飲み会シーズンを過ごしていつまでも元気でhappyでいて欲しいと思います。少しでも役に立てたら嬉しいです。